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ポートフォリオマネジメント標準(本書「序文」から)

ポートフォリオマネジメント標準は、ポートフォリオマネジメントの領域において良い実務慣行と一般的に認められ、文書としてまとめられたプロセスを欲する声に応えるものである。本標準の対象読者は次の通りである。上級役員、経営企画担当のマネジメント・スタッフ、ポートフォリオ・マネジャー、経営企画室あるいはポートフォリオマネジメント・オフィスのメンバー、プロジェクト・マネジャーやプログラム・マネジャーのマネジャー、顧客とその他のステークホルダー、ポートフォリオの資源を有する機能部門マネジャーとプロセス・オーナー、教育者、コンサルタント、トレーナーや研究者である。また、プログラム・マネジャー、プロジェクト・マネジャー、プロジェクト・チーム・メンバー、プロジェクトやプログラムマネジメント・オフィスのメンバーにとっても役に立つ。

本標準は、『プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOK®ガイド)第3版』を補完する図書であり、『組織的プロジェクトマネジメント成熟度モデル(OPM3®)』で前提とした結果に基づいて作られている。そのため、プロジェクトやプログラムのポートフォリオマネジメントに興味をもっている人たちによりどころとなる参考情報を提供する。プロジェクトやプログラムは、従来から「正しく仕事をする」ことに焦点を当てているのに対し、ポートフォリオマネジメントは「正しい仕事をする」ことに関わるものである。

本標準に網羅されているトピックは、以下のとおりである。

  1. ポートフォリオマネジメントを通した業務の合理化。
  2. ポートフォリオマネジメンを通して、コーポレート・ガバナンス能力の実行と維持を改善する方法。
  3. 組織構造におけるポートフォリオマネジメントの役割とその組織戦略との関係。
  4. 投資収益率を確認し、改善するための判断基準の計画と実施。
  5. ポートフォリオマネジメントの報告および組織のプログラムやプロジェクトを最大限に活用する方法。

ポートフォリオマネジメント標準は次のように構成されている。
第1章-ポートフォリオマネジメント序論:ポートフォリオマネジメントに関連した主要な用語を定義し、続くポートフォリオマネジメント標準の概要を示す。
第2章-ポートフォリオマネジメント・プロセスと組織:ポートフォリオマネジメントの背景の主要な構成要素について記述する。
第3章-ポートフォリオマネジメント・プロセス:ほとんどのプロジェクト・ポートフォリオに対して、ほとんどの場合に一般的に受入れられた実務慣行として認められているポートフォリオマネジメント・プロセスを特定する。
付録A-D-PMI標準プログラムとポートフォリオマネジメント標準プロジェクトの背景を説明する。
用語集-ポートフォリオマネジメント標準を作成するに際して用いられた主要な専門用語の意味を明確にする。
索引-ポートフォリオマネジメント標準の中で扱っている主要なトピックの五十音順一覧表とそのページ番号を示す。

 

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