PMP資格を維持するための情報
はじめに
PMIの資格であるPMPの方は、プロジェクトマネジメントに従事するプロとして、PMIのCCR(Continuing Certification Requirements Program)に記載されているプロジェクトマネジメントの知識・能力の向上を証明することが求められています。
2007年9月末現在、世界では251,860名、日本では21,092名の方がPMP資格を保有しています。PMP資格を保有した後も資格を維持するために必要な情報をまとめてあります。
CCRとは何か
PMP資格保有者の個々人の継続的な教育および職務能力の育成を支援するものです。CCRの目的は4つあります。
- 資格保有者の職務能力の継続的な育成
- 個々人の学習機会の促進、奨励、学習の意識づけ
- 職務能力を向上させるアクティビティの実行、その記録を標準化、および学習する目標を明確にしたしくみの提供
- グローバル資格としての認識とPMIの資格の価値の維持
PMP資格保有者は継続的なプロジェクトマネジメントの学習が必要!
PMPを取得してからの道のり
PMP資格保有者は、CCRサイクルの期間(3年間)に最低でも60PDU(Professional Development Units : PDUs)を取得し、その報告が求められています。
- プロジェクトマネジメントにかかわる60PDUとなるアクティビティの申請
- PMIによるそのアクティビティの承認
- 更新費用の支払い
- PMI倫理・職務規定の再確認
- 資格の更新
PMP資格を取得して、PMPを維持するには長い道のりが待っています。
PDUの単位
PDUは承認された学習やプロフェッショナルとしてのサービス・アクティビティを定量化した計測単位です。
1時間に1PDUが対応し、1時間を越えれば0.25単位で申請することができます。
つまり45分の受講では申請できないものの、1時間15分であれば、申請できるということです。
これはすべてのアクティビティに適用される原則です。ご自身の申請内容をもう一度振り返ってください。
PMP資格維持には3年間で60PDUの申請が必要!
CCRサイクル
基本的には1月1日から3年目の12月31日まで丸3年間、PMP資格が有効となります。
たとえば、CCRサイクルが2007年1月1日からの開始であれば、2009年12月31日までとなります。
ただし、PMPに合格された最初のCCRサイクルは、試験に合格した日からの開始となります。
初年度は1年に満たないので、合格の翌年から3年後の12月末日までとなります。
例:2007年3月20日に合格された方
合格の翌年2008年から丸3年間 →2008年、2009年、2010年
2010年12月末日まで資格が有効であり、それまでに60PDUを申請すれば、更新が可能ということになります。
12月よりも1月に合格したほうが最初のCCRサイクルにおいてのPDU取得の期間としては余裕がありますね。
CCRサイクルは3年間!
資格のサスペンド(停止)
CCRサイクルの終了までにPDU申請が60PDUsに満たなかった場合は、期限終了後の翌年1年間は資格がサスペンド(停止)されます。その間に過去の3年間とあわせて60PDUを満たすアクティビティを実行すれば、PMPを更新することができます。
ただし、資格がサスペンド中は、PMPを名乗ること、名刺に記載することはできません。
サスペンド中に60PDUを満たすことができなかった場合は、PMP資格を喪失します。PMPと名乗るためには、再度申し込み、受験、合格することが求められます。
例:CCRサイクルが2006年12月末までの方で申請したPDU数が56PDUの場合
2007年1月1日からは資格がサスペンドされます。その間は、PMPと名乗ることができず、PMP資格保有者としての人数には含まれません。
2007年3月と5月の月例セミナーに出席し、60PDU申請を満たし、PMPの更新手続きを行いました。PMIから更新連絡があったら、PMP資格は復活し、PMPと名乗ることができます。
ただし、サスペンド期間中も次期のCCRサイクルは開始されています。前期のCCRサイクルを満たしている間にも、2007年1月1日~2009年12月31日までのCCRサイクルに突入しています。
CCRサイクルの終了近くになってPDU申請数が足りないと慌てないように、PDU取得は計画を立てて行ってください。
PDU取得には事前の計画が大切!
PMP資格保有者の確認
PMI本部のWEBでは、PMP資格保有者の名前をOnline Registryにリストアップしています。サスペンドの方は含まれません。
PMI本部WEB > Career Development > Certification &Credentials > Credential Registry
PMP資格保有者の名刺への記載
PMPの記載、及びロゴの使用は、PMP資格保有者が対象となります。 PMP資格合格後に資格証書とともに、PMP資格の表示についてのガイドラインおよびPMPのロゴが送られてきます。必ずそちらをご確認下さい。
名刺への記載には、PMPの記載もしくはロゴのどちらかをご利用ください。
- 名刺には、名前の後ろにブロック体にてPMP(黒字)と記載してください。
- ロゴの記載位置は名刺の名前の直後になり、印刷は白黒としてください。
PDU対象のアクティビティ
PMP資格の取得前に受講した学習や実務経験は、PDUの対象アクティビティとはなりません。
資格保有者は、同じコースや同じアクティビティへの参加による申請は1回限りです。
例:PMBOKセミナー第3版を受講しそれをアクティビティとして申請をした人は、当該サイクル期間中であれば同じコースをもう一度受講しても申請することはできません。
PDU対象の5つのカテゴリー
PDU対象となるアクティビティは5つのカテゴリーに区分されています。
CCR期間中にこれらに該当するアクティビティを60PDUs取得することが求められています。
カテゴリー1:正式なアカデミック教育
カテゴリー2:プロフェッショナルとしての活動、および自己学習
カテゴリー3:PMIのREP/PMIの支部やSIGが提供するプログラム
カテゴリー4:その他の教育提供機関が提供するプログラム
カテゴリー5:専門的組織あるいはコミュニティ組織へのボランティア・サービス
PDU対象のアクティビティは5つのカテゴリー!
PMI倫理・職務規定の適用
PMPである方は、PMI倫理・職務規定が適用されます。
PMI倫理・職務規定は、グローバルなPMコミュニティが最重要と定義した4つの価値観「責任」「尊敬」「公正」「誠実」を基盤においています。
PDUの申請に関しては、PMI倫理・職務規定に基づき、個々人が責任をもち、行動規範を遵守の上、誠実に申請することが求められています。
PMI倫理・職務規定はPMI本部WEBで確認してください。
WEBサイト : http://www.pmi.org/PDF/ap_pmicodeofethics.pdf
なお、翻訳版はPMI東京支部WEBに掲載されています。
WEBサイト : http://www.pmi-tokyo.org/info/PMI_CodeofEthics_j.html
PMPとしてPMI倫理・職務規定に基づいた行動を念頭に!
PDUの申請の手順
PDUは、PMI本部のWEBからオンライン申請することができます。
申請に際しては『PMP証明書No(PMP Certification Number)』『PMI ID』の入力が求められます。これらの記録を手元において、アクセスしてください。
PMI本部PDU申請のWEBサイト : http://tel.occe.ou.edu/pmi/PMI_Member/PDUlogin.php3
- PMI ID、PMP Cert Number、 Passwordを入力する
→PMP Cert Numberは、PMP資格証明書に記載されています。各自が保管してください。
- PMI PDU Self Report Form からカテゴリーに応じて申請する
- 現在までの申請内容は、PMI Transcriptにて確認できる
PDU申請は各人が責任をもち行うものです。PMI倫理・職務規定に基づき申請してください。
申請したアクティビティがカテゴリーの要求事項を満たすものであるかを証明あるいは、補完する書類は、個々人が保管してください。無作為抽出の監査対象となった場合のために、CCRサイクル終了後も、少なくとも18ヶ月は保管して下さい。
PDU申請に関連する書類は、必ず保管!
PMP資格の更新
CCRサイクルの終了前までに更新手続きを終えてください。
CCRサイクルの終了が12月末日です。そのため、12月になると世界中からPMP資格更新の手続きが始まります。PMI本部が繁忙期に入るので、早め早めの更新をお勧めします。
60PDUs以上を満たした方は、CCRサイクルの終了を待たずにPMPを更新することができます。PDUの対象となるアクティビティを実行したら、その都度、申請していきましょう。
CCRサイクル期間の3年間に60PDUs以上を取得した方は、60を超えるPDUについては3年目に取得した20PDUまでを次期のCCRサイクルにもち越すことができます。
例:1年目:30PDUs取得、2年目:35PDUs取得、3年目:25PDUs取得
3年目に取得した25PDUsのうち、20PDUsのみもち越すことができます。
早めの申請、早めの確認、早めの更新!
PMP更新の手順
60PDUsを満たし、PMIのCCRレコード・オフィスがアクティビティの内容を審査、確認が取れると、
PMIから資格更新ができることを通知するEメールが届きます。Eメールに更新のサイトが記載されています。
PMIからの更新を通知するメールを見逃さないようにしてください。
通常、60PDU以上の申告をしてから2~3週間ほどで、PMIから更新を知らせるメールが届きます。
メールが届かない場合はPMIアジアパシフィックサービスセンターへ連絡してください。
~PMP更新の手続き~
- CCRレコード・オフィスがPDUの要求事項を満たしていることの確認
- PMP更新ができることを通知するEメールを受信
- 資格更新(Certification Renewal)の入力
- 更新費用のクレジットカード情報の入力
PMI会員の更新費用:60米ドル、一般の更新費用:150米ドル
- PMIから更新された資格証明書の郵送
更新後、6~8週間で到着
これで、更新が完了です。
60PDUを越えるとPMIからの更新を知らせるEメールを受領!
本記載は、CCR Credential Handbookを元に記載した内容です。
必ずCCR Credential Handbookを参照してください。
問い合わせ先:PMIアジアパシフィックサービスセンター 西野 しず香
Shizuka.nishino@pmi.org
問い合わせの際には、必ず以下の情報を記載してください。
- PMI ID
- PMP Certification ID
- お名前(ローマ字)
- 連絡がつくメールアドレス
- 問い合わせ内容
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